今年は月山麓で沢山の楓の花を写すことが出来た。最近、カエデの花を整理していて、コミネカエデの花だと思っていたものが、実はミネカエデ花だったことに気付いた。というのも、葉の形を注意して見てみると、今回写したものは中央部の伸びがコミネカエデより短くなっていたからである。
本州における分布も、コミネカエデは本州から南に、ミネカエデは中部地方以北となっている。月山でミネカエデを見たのは当然であった。コミネカエデに比べると、名の通り、花や実がやや大きい。花期はコミネカエデよりやや遅く、6-7月である。
学名は、Acer tschonoskiiで、カエデ科カエデ属である。月山の志津で写す。
2002年8月、八幡平で見た翼果
コミネカエデの花と葉(葉の尾が長く、花は5弁)