京都市内ではなかなかミズキの花にお目にかかることがない。京大の総合人間学研究科(旧教養学部)の奥の庭でようやく見つけた木が今花を付け始めている。
特徴のある咲き方で、木の枝の上面を覆うように並んで咲く(4段目の写真)。沢山の花が固まって咲くが、1つ1つをよく見ると、4つの特徴ある雄蕊が突き上げている。今,花の匂いを強くを漂わせているので、昆虫達が次々と訪れている。大きなものは20mを越す喬木になる。この木は、樹液が多く、枝を折ると液が滴るので「水木」と呼ばれている。
学名はCornus controversaで、ミズキ科ミズキ属である。
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久しぶりに神代植物公園に出かけてみた。ムクロジを写すのが目的であったが、こちらはうまく行かず、ミズキの花を写した。1998年に京大で写した画像は当時のディジカメの性能が悪く満足できるものではなかったので、取り替えてみた。(2005.5) また、8月の西穂高で見た、黒く熟した実の写真を入れた。
神代植物公園のミズキ(2005.5)
京大総合人間学部のミズキ(1998.4)
8月のミズキの実-西穂高口で(2005.8)
一杯に付いたミズキの実-彫刻の森美術館(2005.9)