マルバアオダモ-(2000.4.22)

季節の木

先週ご紹介したアオダモ以外に、ヤマトアオダモ、アラゲアオダモ、マルバアオダモ、ミヤマアオダモなど、アオダモと名の付く類縁種は多いが、マルバアオダモがかなり広く見られる。この木は「ホソバアオダモ」とも呼ばれるが、葉の形からは、こちらの名前の方が良さそうだ。なお、アオダモの葉の鋸歯は明瞭だが、マルバアオダモの鋸歯は不明瞭で全縁のように見える。
高さ10m以上になる落葉高木で、4-5月に円錐花序に沢山の白い花を付ける。雌雄異株で、写真のものは雄株であろう。花の後は翼果となるが、こちらの方が永く目立つ。
学名は Fraxinus sieboldianaで、モクセイ科トネリコ属である。sieboldianaは、シーボルトが採取したことを示す。

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