ザイフリボク(采振り木)-(2003.4.13、2005.4.11(野坂さん)、2005.12(よしゆきさん))

季節の木

数年前に開設された老人ホームの前で、白いザイフリボクの花が満開である。滅多に植栽にはお目にかからない花であるが、風に揺れて爽やかである。華やかなソメイヨシノとは対照的に、都会の中でそこだけ山の風が越してきたような風情がある。
今年は野坂さんが山田池公園で写した写真を送って下さった。こちらのザイフリボクはとても元気がよい。花が密集して咲いており、昨年の実がまだ枝先に残っている。
高さは10m止まりの落葉小高木で、東北以南の山地に自生する。4-5月に白い花を一杯に付ける。細い5弁の花弁は平開し、萼は反り返っている。
学名はAmelanchier asiaticaで、バラ科ザイフリボク属である。別名シデザクラと呼ばれる。
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山野草展があるというので万博記念公園の日本庭園に出かけて、桜に混じって白い花があちこちに咲いているのを見つけた。近づいてみると「ザイフリボク」と書かれていた。バラ科とは思えない細い花弁であるが、ちゃんと5枚の花弁が揃っている。木に一面に咲くので遠目にもよく見える。(1998.4.12)
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よしゆきさんから、ザイフリボクの綺麗な実の写真を送っていただいた。梅本さんが同定された由である。下から2段目の写真である。(2005.12)

山田池公園のザイフリボク-野坂さん撮影

老人ホームの前の木

よしゆきさん撮影の、紫の美しい実の写真(2005.12)

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