植物園で自然教室や観察会の講師をしておられる梅本さんは、珍しい木の写真を届けて下さいます。今回のヨコグラノキは、なかなかお目にかかれません。東京都内では「林試の森公園」(かつての林業試験場跡地)にしかなく、梅本さんはそこで写されたと言うことです。
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和名 : ヨコグラノキ (別名 : エイノキ)
学名 : Berchemia berchemiaefolia
分布 : 本州、四国、九州、朝鮮半島、中国中部
科名 : クロウメモドキ科
国内では、稀な種類の落葉高木の1つです。和名の由来は、高知県、越知町、横倉山で最初に発見された事から来ています。
葉は長楕円形で、両面、葉柄ともに無毛。葉縁部は全縁。薄い紙質を呈します。葉裏は、緑白色で鮮やかです。
果実は、長楕円形で、最初は画像の様に黄色ですが、後に熟す事で、暗赤色となります。また、画像の様に、樹皮はコルク層が発達しています。
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なお、花は淡緑色で6月に咲くということです。